2006年01月21日

カシコギ


白血病の息子を救う為に全てを捧げ、尽くす父親の話です。

母子愛でなく、父親という所が新鮮でした。

まったく内容を知らず「カシコギってなんだろう?」などと思いながら

読み始めたので、油断していました。

けっこうな本の厚みにも動じず泣き続けながら一気に読んでしまいました。



「神様は公平だ。」

「神様は不公平だ。」


こんな表現をよく聞きますが、この本は不公平派でしょう。

なんでこの親子にばかりこんなに試練が続くんだ、と思わずにはいられません。

子供は病気で苦しい中でも父親を想い、その身を心配し

父親の為に生きています。しかも素直でいい子!

私が同じ境遇なら間違いなくひねくれています。

父親は自分の体はいたわらず、子供の為にひたすら働き、

やせ衰えていきます。

それでも莫大な治療費を払いきれず、臓器まで売ろうとします。


親からしてみれば、子供が苦しんでいるのに自分の体の心配をする気にはなれない、

我が子の苦しみに比べたら・・・・と思うのはわかります。

けど、まだ子供しか体験したことのない私は

「いくら尽くしてもらっても、そのせいで

親が倒れたり死んじゃったりした方が辛いんですけど。」


思ってしまいます。



本の中だけでなく、実際これと同じ思いをしている人がいると思うと辛いです。

けど、骨髄バンクに登録したり、臓器提供の意思カードを持ち歩いたり

行動にはおこさないでいる自分が不甲斐ないなぁ、と自己嫌悪です。

posted by シロ at 19:00| Comment(1) | TrackBack(0) | 本のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
カシコギって立ちこぎみたいだね
Posted by 広島やまさや at 2006年02月01日 15:30
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